ぽっぽのブログ「キジトラとハチワレとキジ白猫」の奮闘記

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<span itemprop="headline">さくら猫の意味</span>

目印はとっても大事

平成26年度のどうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業で、63匹の猫にみみ先カットの目印がなかったために、2度捕獲されました。
この猫たちは麻酔後みみ先カットを施し、元の場所に戻しましたが、猫にとっては捕獲や麻酔のリスクを2度も受けたことになります。
人社会の片隅で生きているノラ猫たちが生きていくためには、不妊手術を施し、これ以上増えないことを主張していく必要があります。
それには、だれが見てもわかる目印が必要になってきます。
それが、さくら耳(みみ先カット)です。

さくら耳にするのに痛くないの?

不妊手術をする時、麻酔が効いている間にします。 だから痛くないです。 出血もほとんどないです。 麻酔が覚めてからですが、動物は人間よりも痛みに鈍感だと言われています。

さくらねこ?

「さくらねこ」とは、不妊手術済みのしるしに、耳先をさくらの花びらの形にカットしたねこの事です。この耳のことを、さくら耳といいます。
猫や鳥など身近な生きものの命を尊重できるかどうかは、人間社会のバロメーター。
年間9万9千頭(平成25年度)を超える日本の殺処分数は、犯罪率や自殺率にも関連し、子どもへの影響も大きな社会問題です。殺処分ゼロを具体的に実現するには、猫ボランティアさん(猫にえさをあげ、お世話している人)たちに協力してもらって、捕獲器で捕まえ、協力獣医さんに不妊去勢手術をしてもらって、元の場所に戻すのが一番だと言われています。子猫を産まなければ殖えることもなく、殺処分する必要もありません。この時この猫は不妊手術済みですということが他の人にもわかるように、麻酔中にみみ先を少し切ります。みみ先カットは、命の尊重と「この猫のうしろには世話をする優しい人がいる」というしるしです。地域の中で生きていくみみ先が少し切られた猫は、きびしい現実社会にヒトの心の温かさを灯しています。

猫の餌やりは悪?

通常の餌やりと差別化を図るためにも“無責任な餌やり”ではなく、“マナーを守らない餌やり”
「さくらねこTNR」の成功のカギは、マナーやルールを守った餌やりです。
「さくらねこTNR活動」を進めるためには、その地域にいる猫の頭数などを把握し、決まった時間と場所で餌を与えて人間にある程度近づかせる必要があります。同時に、清掃やトイレの設置など、ご近所に迷惑をかけないようにすることも重要です。しかしながら、所かまわず置き餌や投げ餌をする“マナーを守らない迷惑な餌やり”によって、きちんと“マナーを守った餌やり”がしにくくなっています。

「片づけは、猫にはできニャイ」だからマナーを守った餌やりを!

猫たちは自分で片付けできないので、どうぶつ基金の啓発ポスター等でトラブルの原因となる食べ残しの清掃などをお願いしています。そうした“マナーを守った餌やり”からはじめる「TNR先行型地域猫活動」を続けることにより、飼い主のいない猫の数は減少し、野良猫トラブルも減っていくものと考えています。これ以上不幸な猫を増やさないためにも、皆さまのご理解とご協力をお願いします。


ローソン君にもこんなポスターはどうかな




Trap(トラップ): 捕獲すること

注意
  • 猫がけがをしないように気をつける。
  • 連絡先、目的など書いた張り紙をつける。
  • 捕獲機を仕掛けている間、その場所から離れない。
  • 猫が捕獲機に入ると速やかに布で捕獲機全体を包み込んで猫を安心させる。

Neuter(ニューター): 不妊手術のこと

注意
  • 不妊手術済みの目印として、猫の耳先をカットします。
  • 全身麻酔がかけられているので、猫は痛くありません。
  • 出血もほとんどないです。

Return(リターン): 猫を元の場所に戻す

注意
  • 猫ボランティアさんは術後経過観測をすること
  • 餌は置き餌をせず、猫が食べ終わるのを待ち、あとかたづけと掃除をすること。
  • 捕獲もれの猫は速やかに捕獲してTNRを行う事。

出来ることならここまでやりたいもう一つ

イノベーションTNR】

1度きりの捕獲のチャンスを無駄にしないために

耳先カット、ワクチン接種、ノミマダニ駆除はもとより
歯石除去
口内炎・虫歯抜歯
乳腺腫摘出
肛門周辺種摘出
狼爪切除

・・・などなど

内科的処置以外の外科的処置もできる限り出来れば良いと思います